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移住手続きの中で壁になりやすいこと

家が決まらないと移住手続きが進まないため、多くの方が家探しを一番の関門とお考えになられます。確かにその面はあるのですが、これまでサポートを担当した移民ケースを振り返ると、ほとんど全てのケースでその他にも大小の壁が出てきます。そこで、この記事では移住手続きの中で壁になりやすいことをいくつかご紹介したいと思います。心の準備や事前に対策にお役立てください。

隙のある書類・隙のない書類

移民弁護士と組んで多くのケースを担当してきた中で見えるのは、とにかく書類を綺麗にしていくという面です。見やすくデザインするという意味ではありません。日蘭条約に合致する申請者であることを一つ一つ証明するのが移民局に提出する書類の意味であるため、書類上、移民局から横槍を入れられそうな隙を作らないという意味です。これを裏返して言えば、ツッコミどころの多い書類を出すのは自ら壁を作るようなことでリスキーだということ。プロでさえ、細心の注意を持って書類を出しています。

千差万別な市役所

「移民手続きをサポートする中で一番緊張する役所は?」と聞かれたら移民局でも商工会議所でもなく、私は市役所とお答えします。移民局での手続きや商工会議所での事業登録は全国的なスタンダードがあるのですが、市役所はその自治体ならではの対応というカラーが出てきます。スムーズに住民登録が完了するケースももちろんありますが、場合によっては思ってもない要求がされることも。そうした場合には相手に合わせて臨機応変に対応していかなければなりません。

スケジューリング

これは、先に在留許可の手続きだけ短期間で済ませてから一旦日本に戻り、在留許可の内定が出てから本格的に渡航するケースをお考えの方に気をつけて頂きたい点です。オランダの場合、移民局などの手続きでアポイントが必須となります。空き具合という要素が入ってくるので、必ずしも自分で想定していた通りの短期間で全ての手続きができるとは限りません。渡航前から入念な下準備としてスケジュールの調整や現地で準備する書類の事前手配などが必要です。

ご希望に応じてJN Connectでは移民弁護士と組んで申請のサポートを行なっています(家探しのサポートは行なっておりません)。お見積もり等のお問い合わせはこちらまでメールをお送りください。